君と出逢えた世界の中で

運命的な五叉路、なんでしょ?

憧れのその先に。

 

"医者になりたい"

ってのは何がきっかけなんてなかったけど気が付いたらワタシのぼんやりとした夢だった気が。

 

ちなみに思い立ったのは確か高校に入ってしばらく経ってからだった気がする。

 

1年の時は部活しかしてなくて、テストももう赤点じゃなきゃいいや、みたいな生活してて、模試なんて志望校書く意味なんてないんじゃないの?っていうような点数だったワタシが突然に思い立った医者っていう夢。

 

なにがきっかけかわからないって言ったけど、たぶん高1の入学してまもなくの頃、こないだまで元気だったおじいちゃんが突然入院して、突然家族がバタバタし始めて、そこからワタシも病院に通う機会が増えて、お父さんの病院だったから、お父さんの職場の人にいろいろ声かけてもらったりしてたからなのかもしれないな、とは自分では思ってるんだけど。

 

人のために働きたい、なんて綺麗な理由なんかじゃなくて。めっちゃ忙しそうだから充実してそうだし、なによりお父さん見てて収入めっちゃ安定してるし、みたいな。

 

そして、ぬるっと模試の志望校に書いてみたお父さんの大学。今あの時のワタシになにか出来るとしたら殴ってやりたいと思うくらいなんだけど。

 

もちろんE判定ですよ、EってかもうZくらいだっただろうと思うけど。

 

高3の夏には自分がもう無理だってどこかで察してて、そうだ、浪人しよう、ってどこかで決めてて。この時の自分にも会えるなら、浪人ってそんな甘いもんじゃないからって言ってやりたいけど。

 

現役のセンターはもちろん撃沈、それでもあの時のワタシのプライドかなんなのか知らないけど北大の総合理系なんて受けて(受かるわけもないのに)、もちろん玉砕。

 

そして意気揚々と予備校探しなんて始めて、予備校のテストで下手に医学部のクラスなんて入れちゃったから、学費の割引なんて受けちゃったからワタシは完全に調子に乗ったね。

 

"お、ワタシ本気出せばワンチャンあるんじゃね?!"

 

おバカですね、もちろん1年後ワタシの心は死んでます。

 

もちろん医学部目指すクラスだからテキストは難しいし、なんせ色んなことがわかってる前提で進んでいくからもう。後期には自分でも授業と自分とのギャップを受け入れることも埋めることもできなくて、ただただご飯食べれないし、親にも言えないし、で毎日予備校に行くけど、休み時間はトイレとオトモダチでしたね。

 

結局ワタシはまともに試験を受けられるような状況でもなく、センターをなんとか乗り切って、後期面接だけで受けられる札幌の中ではだいぶ豪雪地帯にある教育学部に親にも特に相談せずに出願しまして。何も言わずに勝手に出願したのに、試験の時いろいろ世話を焼いてくれた親には感謝してるけど。

 

まあ、無事合格したのはよかったし、受かった時は喜んだけど。

 

果たしてワタシは教育に興味なんてあるの?ねえ?なんなの?って3日後くらいのワタシ。

 

そのあと数日布団から出れなくて何も食べず親の顔も見れずずっとお布団に引きこもってて。

 

それでも、親に言われた、

"行けばなにか変わるかもしれない、意外と面白いかも、って思うのも、やっぱり無理だ、って思うのもどっちもあんたにとって価値のあることだと思うから"

って言葉に絆されて入学。

 

1週間で心折れましたね。

ほんとにほんとに授業が全部教育なんちゃら、みたいな。興味ないわ〜無理〜英語楽しい〜って思ってたからいよいよ頭ヤバかった気がする。

 

ちなみに、それでも諦めて通おうと思ってたワタシにもう一度医者って夢を過ぎらせたのは2年生の時に行った、介護等実習とかいう実習。

 

教育、というよりはどっちかっていうと医療、に近い実習に行って、ああ、やっぱりワタシはこういう仕事がしたい、ってどこか遠くで思ってたけど、踏み出せる勇気がなかった、辞めて再チャレンジしたところで受かるわけもないし、って。

 

でも3年生の夏、もういよいよワタシの中で、あっ、無理ですね、ってなって、後期ワタシは大学にも行くのをやめて自分の中で何度もほんとに後戻りできなくなってもそれでもやる覚悟があるのか死ぬほど考えた結果、今年の年明けて1分後くらいに親に話あるんだけど、って言って大学辞めてもう一度受験したいんだよね、って言ったんだけど、まあ驚いてたけど割とすんなり、いつかこんな日が来るとは思ってた、って言われて、こんなに恵まれてていいのかな、って流石に泣きましたね。健気かよ。

 

あれから半年強が経ちましたけど。

あの日のワタシは今も生きてますかね?

後期も始まって、改めて色んなことを思い返してみたけど。あの春のやる気に満ちたワタシは今も自分の中にいるのかしらね。

 

憧れを憧れのままで終わらせないために今こうして勉強してるんだからね。頑張らなくちゃね。そしてワタシの夢は医学部に合格することじゃないんだからね。

 

出産も結婚も大して興味ないから、それでも一時期でも子供に携わることを勉強したし、実習にも行ったから、小児科医になって、子どもたちの未来を明るくできるそんな医者になりたい、それがワタシの夢だから。

 

夢を叶えるためのスタートラインに立つために今闘ってるんですもんね、まだまだぬるい。

 

それからね、今までこんなに自分の志望校を友達とか先生とかに話したことってなかったから、話してみてこんなに頑張れるもんなんだなあって思ってるんですよ、実は。

 

だから某n谷学院で出会えたオトモダチみんなにはとてもとても感謝してます。あ、先生方もね。(誰とは言わないけどね、あんなんだけど実は結構感謝してるんですよ。)

 

あと半年くらいしかないけど、それぞれがそれぞれに笑顔で春を迎えられたらいいなって、思ってるからみんな頑張ろうね!

 

(よく分かんないけどツイートできる文字数でもないし、溜め込むのもなんだか、ってなってたから文字にしてみただけです)

 

2016.09.04